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福祉従事者の待遇

高齢・障害分野を問わず,福祉全般に従事している人の給与が低いと言われています。

確かに低い。

私は,平成4年,介護保険施行前からケアワーカーをしていたので,本当に実感しています。

現場スタッフの多くは,「お年寄りの笑顔で癒される」,「この仕事はお金じゃない」と言い,必死で働いていますが,気持ちだけでは仕事を続けることは難しいのが現実です。福祉職におけるバーンアウトや離職率の高さは,職場の劣悪な人間関係だけではなく,低収入などの待遇問題にも原因があると思われます。

お金だけで仕事をするわけじゃない。それが福祉従事者の誇りだ。
でも,お金は必要だ。だから,働いている。
働かないと生活できないけど,今よりほんの少しでいいから,豊かに生活できればいい。


これが現場従事者の本音でしょうか。
でも,理想と現実の狭間で,悩み,葛藤していることも多いですよね。

大切なのはお金じゃないけど,お金って大切よね。
 一見,矛盾に聞こえますし,分かりきったことだと片づけることもできますが
 現場では本気で葛藤していたりするのです。
 お金儲けは「悪」じゃない。でも,営利を追求すると「その人らしい」生活の支援が難しくなる。
 (「その人らしい」という至極あいまいな表現の定義はひとまず置いておいて…)

では,給与を上げるために何ができるか。
会社が悪い,行政が悪いと居酒屋で愚痴を言っていたら改善するのか。しませんね…。

いわずもがな,介護保険制度では報酬が決められています。
定員超過や特定事業所のへの利用率を高めると減算となるため,介護保険事業のみを行っている場合,収入が頭打ちになってしまう。

報酬が定額であれば,利益を確保するために支出を減らす必要がある。
支出を減らすためには半分以上を占めるといわれる「人件費」に手を入れるしかない。

負の連鎖ですね。

従事者の給与を上げるためには,営利法人であれば介護保険以外の事業による収入を増やす,介護報酬を上げる,固定費を減らす,といったところでしょうか。まぁ,介護報酬を上げることが手っ取り早いですよね。
(他にもあるかもしれませんが,専門家でも評論家でもないのでご勘弁を…)


介護報酬を上げようとした場合,エビデンスが必要です。
俺の給料が安いから介護報酬上げろ!
では積算根拠がお粗末ですから,説得できる材料をそろえる必要があります。

一人で厚労省に言ったって,意見が通る望みは薄いですから
できるだけ多くの賛同者を集い,多数の民意として,組織的に行う必要があるわけですね。

介護保険制度には欠陥があります。
主体である高齢者等を取り巻く生活環境や福祉従事者,運営法人の状況を見ても分かります。
でも悪いのは国や行政だけではないと思います。
政治やもちろん国民にも責任はあるわけですから,誰かのせいではなく,自分の問題として向き合い,建設的に改善要求を行うべきと考えています。


author:fineplan, category:社会福祉, 16:21
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